伝統工芸をささえる道具1
Merry Christmas!
ちょうど、京都教室のNさんの作品が出来上がってきました。
刺繍を刺し終わったら仕上げの工程に入るのですが、このとき必要になるものが、
皆様も幼い頃一度はお世話になった黄色いチューブ「フエキ糊」です。
刺繍糸の端の始末等に、裏側にうっすらと塗ります。
だから、使う量はほんのわずか。この最少の55g入りチューブでも1年以上使えます。
カップ入り糊は使い切る前に乾いてしまいますし、
他のメーカーのものは水分量が多すぎたりして、表の刺繍にひびきます。
にやさしい糊は、絹の刺繍糸にもやさしいのですね。
「フエキ糊 FC5」無くなってほしくない大事な道具のひとつです。